2006年11月23日

岩瀬敬吾&ゴンダ タケシアコースティックインストアライブツア@池袋

岩瀬敬吾のインストアライブ@池袋に行ってきました!!!
岩瀬敬吾って元19の人ね。
11/22に、実に3年ぶりのシングル発売(タワレコ限定発売)ということで、ずっと期待してました!
それまでライブは精力的にやってて、新曲もたくさん披露してきたんだけど、音源化してくれたことでこれからはいつでも聴けます(*^艸^)

GRiPのゴンダタケシと岩瀬敬吾による15分ずつのアコースティックライブで、P'PARCOの入口前に特設スペースが設けられており、屋外でのイベントでした。
この日は雨予報だったのに、朝起きて降ってないことに感動しました!
屋外だから雨天中止って告知されてたからね。


ゴンダタケシさんは失礼ながら今日まで全く知りませんでした(^_^;)
楽曲はロック色が強く、歌声も特徴的な方でした。
アコギを力強くストロークしながらのプレイで、聴いてる側も自然と身体を揺らしてましたよ(*^▽^)

彼の演奏後、いよいよ岩瀬敬吾の番になったのですが、このときミラクルが!
前にいた3人がいなくなったのです!!
チャンスっ!と思い、前方で見ることができました(*^艸^)
しかもモロフロントポジション!

今日のイベントは自分にとって、今年初の彼のライブだった上に、初めてのアコースティックライブ!!!

1ノイズとため息
2Helloween
3太陽の方角

シングル『ノイズとため息』を買ったのが何せ今日(しかもライブが始まる30分前)だったから全曲とも初めて。
アコギと彼のヴォーカルだけによる演奏は凄くリアルで、ミニマムな構成ながらも迫力がありました!!
敬吾のヴォーカルが更にうまくなった気がする。

あっという間の15分間でしたが、1曲1曲が確立された世界観を持っており、イントロからアウトロまでずっと引き込まれてました。
自分が今池袋のP'PARCO前にいるのを忘れてしまうような錯覚。
周りにいる人たちの存在感すら消えてしまったかのような錯覚。
彼の音楽にはそういう錯覚を起こさせる力があると改めて実感しました。


そしてライブ終了後に、CD購入者特典の『サイン色紙プレゼント』タイムが!
ワクワクしながら並んで、いよいよもうすぐというときに、配布場所前にやけに人がいることに気付く。
ん?と思って配布場所を見ると、


敬吾がいる!!!



ただでさえ間近でライブ見れたのに、色紙の山が載ったテーブルに敬吾がいるなんて!!!
そして色紙を貰うときに握手させて頂きました!
しかも声もかけちゃいました(*´艸`*)
19時代から大好きだった敬吾と握手して、『これからも頑張ってください!』って伝えられたなんて感激….゜.(ノД`).゜.
しかもちゃんと『ありがとう』って笑ってくれたのがまた嬉しくて…。


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敬吾を見習って自分ももっとギター練習するぞ!!!
posted by Kai at 23:42| Comment(25) | TrackBack(0) | Live Report | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月21日

涙のふるさと

namidanofurusato.jpg

2006.11.22.
BUMP OF CHICKEN
「涙のふるさと」
1.涙のふるさと
2.真っ赤な空を見ただろうか
Bonus Track
おるすばん
(↑ネタバレ防止のために白字で伏せておきます。)

しっかりフラゲしました!
早速レビューを書きたいと思います♪

BUMP OF CHICKEN名義のCDとしては、昨年に発売された「supernova/カルマ」以来。
今年に入ってからは、MOTOO FUJIOKA名義の「SONG FOR TALES OF THE ABYSS」、無声映像作品「人形劇ギルド」の2作が発表され、後者には彼らのオリジナル楽曲が収録されていたが全てインストであった。
よってBUMP OF CHICKENの歌としては今年初のリリースとなる。

CDジャケットは、彼らが何も構想が無い状態からホームセンターで材料を買ってきて作ったロボ。
その製作過程は今月発売されたWHAT's IN?にも掲載されていたので、興味がある方は参照してください。

1.涙のふるさと
最初聞いたときは、「プラネタリウム」に似ている雰囲気の曲だなと思った。
ギターのキラキラとした音色やテンポが「プラネタリウム」の流れを踏まえていると感じたからだ。
だけれども、全体を通して聴いてみると紛れもない「新曲」であることが理解できた。
今までになかった新たな楽曲として、彼らの楽曲郡に胸を張って加わっている。

「ワン・ツー・スリー」のカウントから始まるイントロは、ライブ感が出ており、そこに自由に舞うギターフレーズとシンプルかつ的確なベースが目立つリフが絡んでくる。
ヴォーカルがストラトキャスターの無骨なストロークとともに始まり、そこにベースが裏のメロディを奏でるかのように加わることで曲は展開していく。
リードギターが控えめなところが前作「カルマ」との大きな違いだが、そのリードギターの放つ音色がヴォーカルの声質と融合しており、個人的にはそれがこの曲の最大の魅力だと感じた。

煌びやかさと強さを持ったギターソロの後に、BUMP OF CHICKENの楽曲でも聴き所であるCメロが添えられている。
1番Aメロのようにストラトキャスターとヴォーカルとスネアだけのアレンジから始まり、そこにリードギター、ベースがとても自然に加わる様は相変わらず美しい。

本作の歌詞は、作者・藤沢基央のパーソナルな想いに焦点が当てられているかのようにとられる。
これから出掛ける「君」の「涙のふるさと」。
そして、その先を歩む「彼」。
それらに対して、「俺」は「君」を待ちながらも、「君」のもとへ「会いに来たよ」と伝える。
彼らの楽曲郡の中で、「俺」という一人称が用いられたのは初めてのことではないだろうか。

また、この曲はLOTTE「エアーズ」のCMタイアップ曲(彼らにとって初のCMタイアップ)であり、PVの内容もそのCMと連動した作りになっている。



2.真っ赤な空を見ただろうか
例えるならば、「車輪の唄」と「カルマ」と「アルエ」を足したような楽曲。
タイトルを見ただけでは、童謡のような内容で、「睡眠時間」や「同じドアをくぐれたら」のような楽曲をイメージしてしまうが、シンプルなロックナンバー。
約4分弱という短さだが、その中にたくさんのアイデアやオカズが込められている。

イントロレスでヴォーカルとエレキギターのストロークから始まり、軽快のリズムのベース・ドラムとともに曲はサビへと向かう。
バンドの演奏はオーソドックスなBUMP OF CHICKENといった印象が強く、非常に聴きやすいアレンジになっている。
サビの直前で盛り上がり、そのままサビへと突入する流れは「オンリーロンリーグローリー」に似たものを感じる。
2番サビ後のジャムっぽい間奏は、お得意なギターソロのダビングが披露されており、「アルエ」の懐かしさが漂っている。

楽曲自体はアコースティックギター一本による弾き語りでも成り立ちそうだが、それをBUMP OF CHICKENというフィルターを通すことで、このように解釈されるということが証明されている。

歌詞の方は、個人的にはこのフレーズに全てが集約されていると思う。

「ふたりがひとつだったなら 出会う日など来なかっただろう

大切な人に唄いたい 聴こえているのかも解らない
 だからせめて続けたい 続ける意味さえ解らない」

藤原基央がこの歌詞に現れる言葉を何のメタファーとして使用しているのか
は分からないが、とても強くてストレートなメッセージ性が込められているのがひしひしと伝わってくる。


3.おるすばん
2.「真っ赤な空を見ただろうか」をそのまま再生していると、8:07あたりから始まる。
Bonus Trackとしては珍しく藤原がメインヴォーカルを務めている。
もう片方のサブヴォーカルは升だろうか。
2人のヴォーカルワークが絶妙でハモリもばっちしきまっているところに驚いた。
壮大なスローバラードだが、歌詞は相変わらずおふざけ。
藤原による「Everybody, everybody has a dream」(サビのフレーズ)の熱唱っぷりが気持ち良い。

また、最後のサビはコーラスがオーバーダビングされており、クライマックスを演出している。
「supernova」とは違ったゴスペル要素が輝いており、彼らのBonus Track史上もっともテンポの遅い楽曲だろう。



<情報>
excite Musicにて特集サイトがオープン
http://ent2.excite.co.jp/music/interview/2006/bump2/index.html
posted by Kai at 22:18| Comment(1) | TrackBack(0) | Album | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月06日

BUMP OF CHICKEN 2006 TOUR "run rabbit run" @国立代々木競技場第一体育館

BUMP OF CHICKEN、2度目のツアーファイナル。
run rabbit runツアーの集大成を見てきました!!

BUMP OF CHICKENの楽曲・メンバーの奥深さ・性格を改めて全身で感じれたライブでした。

セットリストや感想は追記で。

※追記の方はかなり長くなっていますが、読んでいただけると非常に嬉しいです。
 そしてもしよろしかったらコメントしていただけたら幸いです。続きを読む
posted by Kai at 03:00| Comment(4) | TrackBack(0) | Live Report | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月04日

Island Life feat. SONOMI

なんか月一更新になりそうで怖いこのblog…。
頑張りますっ!

525.jpg
Artist:KREVA
Album:愛・自分博 (2nd Album)
Track:5
Written by KREVA (Song; KREVA, SONOMI)
Arranged by KREVA (Mixed; Tetsuya Sugimoto(SPACE) )


KICK THE CAN CREWのキーパーソンとも言うべきKREVAの2作目のソロアルバム。
母体とも言うべきKICKはメンバーのソロ活動始動により、2004年より活動休止状態にある。
ソロでは三者三様の個性を前面に出して各々がやりたいことをしているようだが、その中でもKREVAに注目していくことにする。

彼は現在KREVA 2nd Seasonと題したソロ活動を行っている。
2nd Seasonが始まったのは2005年6月15日に5th Single『イッサイガッサイ』からである。
ちなみにここで5thと記したのは『希望の炎』を1stとしてカウントしたためである。
『希望の炎』はKREVAの2004年6月18日(彼の誕生日)に908(クレバ)円で10908(一番クレバ)枚限定発売されたソロ活動の産声とも言える作品で、現在は入手不可能となっている。

2nd Seasonに対して仮に1st Seasonと名付けるのならばその期間は1st Single『希望の炎』から1st Album『新人クレバ』、そして4th Single(アルバムからのリカット作品)『ファンキーグラマラス feat. Mummy-D』までとなる。
こちらの時期は1st Albumのタイトルから分かるように「ソロデビューしたKREVA」にフォーカスを当てており、「ソロで出来ること」、「ソロアーティストとしての可能性」を追ったものとなっている。
そしてSONOMIを代表する無名なアーティストをフューチャーして無限の可能性を追求した作品だった。

それに対して2nd Sessionになってから彼の作風に大きな変化が見られるようになった。
とにかくシンプルなトラックに言葉をそっと載せているのだ。
4th Single『イッサイガッサイ』を聴けばそのトラックのシンプルさに対して力強い存在感が分かるだろう。
この絶妙なバランスはKREVA本人にしか成し得ない芸当だ。

そして今回紹介する『Island Life feat.SONOMI』は2nd Album『愛・自分博』の5曲目を飾るナンバーだ。
2nd Single『ひとりじゃないのよ feat.SONOMI』で初めて起用されたSONOMIはKREVAが設立したレーベル『くLabel』に所属してメキメキと力をつけていった。
そして今作では堂々たるその歌声で次のように歌う。

♪全ての心にゆとりを 暖まるまでぬくもりを
暑すぎるならば木陰を 尽きることなき憧れを


この優しさのあるメロディと歌詞が曲の全体の雰囲気を作っているといっても過言ではないほどにはまっている。
そしてなんといってもこの曲はトラックがとても魅力的である。
南国ムード漂うメロディを奏でるのはサンプリングした三線の音で、そのメロディをSONOMIが歌うというなんとも巧妙な作りになっている。
またKREVAのフロウも非常に軽やかで聞きやすく、リリックの方も決して複雑ではない。
本人が言うには昨年に沖縄へ行った時のことを書き始めたのがきっかけだそうだ。
そしてKREVAソロ名義の作品としては珍しく3番まであるがまた特徴的である。
しかし決して長いわけではなくてむしろ短さすらも感じるのが不思議なところだ。
最後はKREVA、SONOMIの両者によるコーラス部分が非常に聴き心地が良い。
個人的に気に入っているKREVAのリリックは、

♪どこへいくやらこのislandのこの先は
漢字にしたら哀愁の「哀」じゃなく
Loveの方の「愛」ランドにしたいわぁ
だからせめて


という部分だが、まさにその通りだと思わせる魅力が彼のリリックにはあるのだ。
このアルバムを聴く際はHIPHOPだとかJPOPだとかそういった概念は一旦なくして聴いてもらいたい。
全てのジャンルを超えて再構築された音楽がそこにはあるのだから。


KREVAは3/20のZepp Nagoyaから4/28の日本武道館まで駆け回る「KREVA TOUR 2006 愛・自分博〜国民的行事〜」が決定している。
ツアーでこの楽曲がどのように披露されるのか期待が高まるところだ。
posted by Kai at 01:54| Comment(0) | TrackBack(1) | Song | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月31日

BUMP OF CHICKEN 2006 TOUR "run rabbit run" @幕張メッセ展示場ホール9・10・11

BUMP OF CHICKENのライブは2回目。
前回はTOUR FINAL「PEGASUS YOU」で、2004年12月12日に同じ場所にいった。
でも色々と違いがあったかな。
とりあえず、本当に最高の2時間半でした。
これからライブに行く人へアドバイスすると、前の方で見たい人は次の項目をチェックしたほうがいいですよ。

・タオル、ライブ中着るTシャツは必ず持参
⇒汗の量はんぱじゃないです。着替えて帰らないと風邪引きますよ!!
・100円玉5枚or500円玉も持参。
⇒コインロッカー借りる際に必要。なるべく荷物は全部入れちゃったほうが良いかと思います。
・チケットは常にポケットに。
⇒入口だけじゃなくてブロック別入場する時にも必要です。


詳しいことはネタバレになるので、「続きを読む」で!!
続きを読む
posted by Kai at 00:05| Comment(2) | TrackBack(0) | Live Report | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月05日

Destination Anywhere

2006年度第一弾はSongではなくAlbumについて書きたいと思います。
どうしても不定期になりがちなblogですがどうぞ今年もよろしくお願いします。




destination.jpg

Artist:Jon Bon Jovi
Album:2nd Album
Tracks:12Tracks+1Bonus Track+1Bonus Track(Japan Only)

今年来日することが決定したロックバンドBon Jovi。
彼らは約20年間の活動の中で世界を相手に数え切れないほどのライブ、レコーディングを繰り返してきた。
そしてとりわけ日本を愛しているバンドとしても知られている。
そんなBon Joviのフロントマン、Jon Bon Joviが作り上げた2ndソロアルバム。
名義上は2ndアルバムとなっているが、1stアルバムの『Blaze of Glory』よりも、こちらの方が純粋な意味で1stソロアルバムと呼べるかもしれない。
彼が生活の中から得た感情、体験、思いを音楽という手段で表しているのだ。
それに対して『Blaze of Glory』はJonが映画『YOUNG GUNS U』から受けたインスピレーションを具現化したものとなっている。
またそのアルバムは、Bon Joviがワールドツアー『NEW JERSEY』を終えてメンバーたちが心身ともに疲れ果てて解散説すらも飛び交ったBon Jovi活動休止期間にリリースされものなのだ。
しかし『Destination Anywhere』は、メンバーそれぞれがBon Joviのバンドとしてのスキルを磨くことを目的としたソロ活動期間に、極めて自由な姿勢で作られたものなのだ。
だからこちらを正真正銘の1stソロアルバムと呼んだ方が良いという声があるのだろう。

明らかにBon Joviとは違うサウンドがそこには繰り広げられている。
ロックバンドが繰り広げる華やかさ、完成度の高さを全面に打ち出したのがBon Joviならばこちらは非常に地味、悪く言えば田舎くさいアレンジなのだ。
このようなソロ作品は個人的に大好きだ。
特にボーカルのソロ作品でこのような違いをサウンドで打ち出せていると満足する。
バンドだろうがソロだろうがボーカルは同一人物なのでなかなか違いを出せないはずだ。
もちろん「ソロ作品において違いを出すことを目的とせず、同じ人物なのだから同じ空間を作り出すのは当たり前だ」と開き直るアーティストはたくさんいるし、彼らには揺るがない意思が感じ取れる。
そちらを否定するつもりは全く無いことをここで記しておく。

Bon Joviとの違い。
それはJonの歌い方だけではなく、曲の構成、用いている楽器たちなどの要素が合わさって生み出しているのだ。
特にこのアルバムでは、Jon Bon Joviの人間らしさ、彼らしさがやけにはっきりしている。
そして何よりも収録楽曲が自由気ままに作られたのが分かる。
どれも非常に彼に近い気がするからだ。
彼の作り出す楽曲はBon Joviというフィルターを通さないとこのようになるのか、とい解釈もできるだろう。
また、様々なアーティスト、プロデューサーを起用しているのもソロアルバムならではの醍醐味だろう。
いつもと違うメンバーのバンド、というだけでこれほどまでに自由で穏やかな演奏が出来ることにも驚いた。
収録曲は全体的にブルージーなものやスローテンポなロックナンバーが目立つ。
1曲1曲に違った音の響き方があるのでそこも注目どころだろう。

全体的に好きなのだが、特に個人的に好きなナンバーは、『Queen of New Orleans』、『Midnight in Chelsea』、『Staring at Your Window With a Suitcase in My Hand』、『Every Word Was a Piece of My Heart』、『Destination: Anywhere』あたりだ。

「目的地はどちらでも…」このタイトルはまさに適切だと言える。
posted by Kai at 02:44| Comment(0) | TrackBack(0) | Album | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月27日

遠くで…

saturday8pm.jpg

Artist:コブクロ
Album:Saturday 8:pm (Indies 1stMini Album)
Track:5
Written by 小渕健太郎
Arranged by コブクロ

今年一気にお茶の間まで浸透した男性二人組デュオのコブクロ。
『ここにしか咲かない花』、『桜』そして5thアルバム『NAMELESS WORLD』も大好評となり、紅白初出場も決定した。
そんな彼らだが、別に今年特別なことをしたのではないと思う。
あくまで彼らのペースで歩いてきて、その過程でドラマ用の楽曲を書くことになり、そしてそれがヒットしてさらに有名になった。
それだけのことであって、彼らの音楽的なスタンスや音楽の内容自体に変化はないだろう。
たしかにTV出演回数も増えたし、昨年からセルフプロデュースになったことで音楽的な自由度が増したことは事実だ。
しかし、彼らの音楽というのはあくまで本質は変わっていない。
それは彼らのライブを見ていれば、ストリート時代から変わらないであろうサービス精神や音楽・ライブの楽しみ方が証明してくれている。

そこで今回は彼らの正式音源の中では最も古いインディーズ1stMiniAlbumの楽曲に焦点を当てた。
彼らのスタイルは基本的にはアコギサウンドに美しいハモりだが、ここで紹介する楽曲は少し違う。
「ピアノの伴奏に小渕が一人で歌い上げる」というのがこの楽曲の特徴だ。
ただし、ライブでは別のアレンジや黒田によるヴォーカルバージョンも披露されているので、ここではあくまでCD音源の方を述べることにする。

『遠くで…』と名づけられたこの楽曲は7:15の中に痛々しいほどに切なさがこめられている。
単刀直入に述べるならば、小渕健太郎が母親に捧げた曲だ。
自分が初めてライブで聴いたのは4年前の2001年9月に渋谷公会堂行われたストリートライブを意識したアコースティックライブの時だった。
初めて聞いたのにもかかわらず身体全体に、そして心の中まで言葉が染み込んでいった。
彼は18歳の時に母親を亡くしたそうだ。
18歳…自分と同い年である。
今なら痛いほどに分かる。
この年齢で母親を亡くすというのがどんなにつらくて、どんなに悲しいのか。
自分はまだ両親とも元気にしているが、この当たり前が彼にとっては当たり前ではない。
想像できないほどの恐怖がそこに待っていただろう。
しかし、その母親の死を理解して、自分の中に取り入れて、楽曲にしたという彼はすごい。
自分には絶対にできないことを彼はしたんだと思う。
できたとしてもかなりの時間がかかることだ。

♪今 一番 会いたい人はと
もし誰かにきかれたら
今 君は 誰のことを
心に想いうかべますか?


この楽曲の歌い出しだが、小渕氏の震える声が胸に刺さる。
一語一語をかみ締めるかのようにしっかりと言葉にする。
それはその内容を理解するということ。
当たり前のことだけれども、彼はどのような心境で歌っているのだろうか。
それは彼にしかわからない。
しかし、自分にはライブでこの楽曲を歌い終わったあとに小渕氏が見せた涙が非常に印象的だった。
そして、周りを見ると目にハンカチを当てている人がいた。
そう、この楽曲は人間の感情を直接揺さぶるほどの力を持っているのだ。
そのような楽曲は人によって違うのかもしれないがなかなかない。
また作れる人はもっと少ない。

♪天国で 見ていてくれる
部屋のすみの あなたの写真
少し笑って 悲しそうで
僕はあなたの分まで強く生きて
次会うときは 雲の上で

これがサビの歌詞なのだが、あくまで日常的な視点から捉えている。
それは母親の死という事実をごまかすことはしないという作詞者小渕氏の意思なのだろうか。
「僕はあなたの分まで強く生きて」と決意を固める「僕」。
彼がどのような人物なのか、この後どのようになったのかは分からないが、この決意は簡単なものではない。
前に進む心構えを持った者だからこそ出来る決意だ。

♪今 こうして 歌いながら
あなたの事を 思い出すと
ほら 涙が 溢れそうで
こらえなくちゃ うまくうたえません


この曲はこのようにして終わる。
なんて人間らしさが現れているのだろう。
強がってみても本音は悲しい「僕」。
それを包み隠したり、きれいごとを言ったりせずに描写している。
そこがこの曲の美しさの一つではないか。

『遠くで…』。
コブクロを語る上ではずせない楽曲の一つであることは間違いない。


コブクロは2006年に3月4日厚木市文化会館から5月6日初の日本武道館までツアーを行う。
『KOBUKURO LIVE TOUR '06 "NAMELESS WORLD"』と名づけられた今ツアーでは、5thアルバム『NAMELESS WORLD』の楽曲はもちろん、インディーズ時代からの楽曲や、新曲も披露されることだろう。
posted by Kai at 02:33| Comment(5) | TrackBack(1) | Song | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月07日

supernova

supernova.jpg

Artist:BUMP OF CHICKEN
Album:supernova/カルマ (11th Single)
Track:1
Written by 藤原基央
Arranged by BUMP OF CHICKEN

BUMP OF CHICKEN2005年第二弾シングルとなるこちらの作品。
両A面シングルだが、どちらの楽曲もお互いに負けないほどの個性を持っている。
曲調、アレンジはまったく違うもののどこか似ている部分がある。
それは、作曲者が同一人物だからといわれればそれで終わりかもしれないが、それだけではない気がする。
そして、今回は『supernova』について書きたいと思う。


CD発売前に音源を聴いたときの第一印象は、「今までとは大きく違うシングル曲を作ったな」だった。
2nd Album『ユグドラシル』から、いやIndies 2nd Album『THE LIVING DEAD』の『Opening』、『Ending』から既に形成されていたのかもしれないが彼らのアコースティックな面が明確に形となっていたのだ。
10th Single『プラネタリウム』に収録されている2曲(『プラネタリウム』、『銀河鉄道』)もどちらかといえばアコースティックなアレンジが際立った作品だったが、それとはまったく別物だと感じた。
むしろ、BUMP OF CHICKENの中で異質なものが生まれたとまで思えたのだ。
まるで弾き語りのようなイントロ、Aメロだがしっかりとバンドサウンドが根をはっているのがわかる。
楽曲の中で所狭しとメンバー4人が作り出した様々な音が共鳴し合っているのだ。

『supernova』と冠されたこの作品は歌詞を見ると、この世界を生きる僕とそれを取り巻く様々な事象(君)を通じて「今」について訴えている。
しかもすごく分かりやすく、明確に言葉が選ばれているのだろう。
聴いていて、歌詞を読んでいて、すんなりと入ってくる。
それは、自分にも同じ感覚があるからだろうか?
藤原基央氏は、誰にも当てはまる言葉を選び、誰にも当てはまる文章を作ったのかもしれない。
supernovaとは、超新星と呼ばれるもので星の寿命が尽き、消える間際に起こす大爆発のことを指すそうだ。
我々が見ている星の光というのは、何年も前に放たれたものである。
つまり、超新星の光が見えたとしても、その星はもう何年も前に消えてしまっている、過去でしかない。
そのようなことを元に、人間に当てはめて書いた歌詞だと藤原氏は語っていた。
藤原氏によるこの曲へのインタビュー記事はいくつか読んだが、ここではそれら抜きに記していきたい。

♪熱が出たりすると 気付くんだ 僕には身体があるって事
鼻が詰まったりすると 解るんだ 今まで呼吸をしていた事

君の存在だって 何度も確かはするけど
本当の大事さは 居なくなってから知るんだ


出だしのこのフレーズなのだが、まさにsupernovaだ。
呼吸というのは必要不可欠ゆえにごく自然すぎて無意識にしている。
要するに誰も意識的に呼吸をしているわけではない。
だが、鼻が詰まることで呼吸を意図的にした場合に実感するのだ。
呼吸という行動を。
「後になって気付く」、そういった事例はもっとたくさんある。
それは一人一人違うかもしれないし、共通かもしれない。
だけれども行き着く先は結局誰もが同じなのだ。
「それはずっと存在しているだけ」なのだと。
気付く前から、意識する前から存在しているのだ。

この曲を聴いて、「すごく良い事を訴えている」と思った人は少なくないだろう。
自分もその1人だ。
しかし、彼らが訴える前から自分たちはこの「すごく良い事」を知っていたのだ。
知ってはいたといった方が正しいかもしれない。
ようするにこれもsupernovaで、前々から人間は知識として持っていたのだが活用していなかったために知らないふりをしていたに過ぎない。
そういった意味では、彼らの音楽はそれを気付かせてくれた大切な存在だと言える。

ここまで歌詞の内容について記してきたが、最後に再びサウンドについて戻ろう。
この曲のサビのメロディーラインはラララのみで歌われる合唱パートだ。
途中で曲調が変わるが普遍的なリズム、メロディを演奏している。
特に最後のサビの合唱では、主メロのほかにも様々なメロディ、アドリブが鳴り響いて混ぜ合わさっている。
一音一音聞き取るのは難しいぐらいだ。
しかし、そこがまた良い。
分解できない、区別できない音の集まりというのは聴いていてダイナミックさがある。
いってしまえばバンドサウンドというものも本来は区別できないものではないか。
楽譜上では楽器による区別をしているが、その区別で音たちを区別できるわけではない。
そもそも音の集まりは成分不明なのがすばらしいのだ。
作り出している楽器は分かっても、どうあわせたらその集まりになるのかは誰にも分からない。
その不安定さ、未知さに惹かれて人々は楽器を持ち、音楽を生み出し、それを取り入れて生活するのではないかと自分は考えている。

話がだいぶ長くなった上にいくつも脱線したかもしれないが、それほどまでに考えさせる曲だというのが自分の感想である。


2005年12月14日(水)には、曲順が入れ替わった11th Single『カルマ/supernova』(3ヶ月限定生産盤)が発売される。
こちらは、『カルマ』が主題歌となっているPS2ソフト『テイルズ オブ ジ アビス』エディションとなっているそうだ。
posted by Kai at 01:45| Comment(5) | TrackBack(1) | Song | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月03日

CRUSH SANDWICHES

179.jpg

Artist:岩瀬敬吾
Album:NEWSpeakers (2nd Album)
Track:9
Written by 岩瀬敬吾
Arranged by 岩瀬敬吾&Speakers


My Favorite Songs一曲目となるのはこの曲。
岩瀬敬吾氏は元19のメンバー。
2002年に解散してから、彼はソロアーティストとして歩むことを決心した。
そして同年10月23日に5万枚限定の1st Single『くり返すは口ぐせと罪悪感』(CD+DVD)でデビューする。
それ以来独特な世界観を追求し続けている彼の2nd Album『NEWSpeakers』からの選曲。

この曲は、彼自身お気に入りの曲のようでかなりの頻度でライブで演奏されている。
ヴォーカル、リードギター、バッキングギター、ベース、キーボード、ドラムによって演奏される浮遊感漂うミディアムポップナンバーだ。
透明感のあるギターフレーズが印象的なイントロだが、そこからこの曲の世界は果てしなく広がる。
とてつもなく広い空間に導かれているかのようだ。
そして岩瀬氏の低音まではっきりと響くヴォーカルが歌い上げる歌詞。
それは彼独自の観点と感性が表れたものとなっている。

♪気にもされない木々は待った
 ビルを裂いて抜け出してくる光待っていた


彼はこのように歌い出すのだが、この日本語の持つ音のせいだろうか、非常に気持ちの良いリズムが生まれている。
それはバンドサウンドとは別の何かであることは間違いない。
この曲は全体的に「汚くないダルさ」がある。
ただダラダラしているのではなくて、伸びのあるメロディーライン。
それはイントロに鳴り響くギターフレーズにもいえることだ。
しかし、そこが妙にはまるのである。
聴いていて身体がフッと軽くなるような、そのような不思議な感覚を生み出す曲だと思う。

ドラムとベースのリズム隊も決して難しいことをやっているわけではなく、リズムを刻むことを大切にしている。
そしてなによりも彼らの音は重くないのだ。
彼らリズム隊までもが浮遊感を持っているのかもしれない。
彼らによるきちんとしたリズムがあることで、「汚くないダルさ」がより一層目立っているのだろう。

そしてサビで岩瀬氏はこう歌う。

♪動きづらい 動きづらい 動きづらいな エブリディ
 動きづらい 動きづらい 動きづらいな エブリディ
 動きづらい 動きづらい 動きづらいが動いてゆく


この抽象的な歌詞。
それは19の中後期からも表れていたものだが、ここがまた彼の魅力の一つだ。
ただ文として読むだけならば意味が分からない。
しかし、ここにメロディーラインが載ることで更に浮遊感を生み出している。
イントロから自然な流れでたどり着くこのサビは、まさにこのためだけに生まれたものだと感じられる。



岩瀬氏は現在レコーディング中で、2006年始めには2003年10月以来となる音源が届く予定だ。
posted by Kai at 23:18| Comment(3) | TrackBack(0) | Song | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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